豆選び

 コーヒーの品種

普段、私たちが口にしている飲用のコーヒー豆は、大きく分けるとアラビカ種ロブスタ種に分けられる。
美味しいと言われるのはアラビカ種で、良質な酸味、豊かなコクと香りがあり、レギュラーコーヒーや
日本のコーヒー専門店ではこのアラビカ種を扱う。

アラビカ種
(原産国:エチオピア)

・標高の高い地域での栽培が基本
・病害虫に弱い
・高温多雨、低温少雨の両方に弱いなど栽培条件が限られている
・コーヒー豆総生産量の約70%を占める
・日本の自家焙煎コーヒー店ではアラビカ種を扱う
スペシャルティコーヒーなどに使用される

ロブスタ種 (カネフォラ種)
(原産国:コンゴ)

・低地栽培
・病害虫に強い
・栽培管理しやすく生産量が安定
・特有の泥臭さがあり、ストレートにはあまり適さないため、インスタントコーヒーや缶コーヒー、ブレンド用に使用される

アラビカ種は、「ティピカ」「ゲイシャ」といった、更に細かい栽培品種に分けられ、その種類は200種類以上。

分かりやすくお米で例えると、「コシヒカリ」「ゆめぴりか」みたいな感じかな。

スペシャルティーコーヒーの話になるけど、コーヒー豆専門店に行くと、
たまに「パナマ・サンタ・テレサ・ゲイシャ・ハニー」やといった、めちゃめちゃ長い名前を見ることがある。

これは、国名、農園名、栽培品種、コーヒーの生産処理方法など細かい情報が含まれている。
スペシャルティコーヒーは、産地が明確化されているので、農園や特定地域の名前が入ることが多くある。

コーヒーの生産地

コーヒーの栽培地は赤道を挟む北緯25度と南緯25度の間に集まっていて「コーヒーベルト」と呼ばれている。
年間を通して平均20度程度で、生長期に十分な雨量のあることが、コーヒーの栽培の条件と言われおり、
このコーヒーベルトが最も適している。

中南米エリア

生産地特徴・味わいの傾向
ブラジル生産量は世界1位。栽培品種は多種多様。クセがないので飲みやすい。バランスが良い。
ボリビア山岳地帯が生む豊かなコクと甘さ。スペシャルティコーヒーとしても定番の産地。バランスが良い味わい。
エクアドル火山が多いアンデス山脈の火山灰質の栄養が豊富で水はけもよく、コーヒの栽培に適している。適度な酸味とコク。
コロンビア様々な気候が生み出す多種多様な味。スペシャルティコーヒーへの取り組みも積極的。酸味が強く、豊かなコク。
パナマフルーツのような香りが世界のバイヤーに衝撃を与えた「ゲイシャ種」の大産地。上品な香り。ほのかな酸味。
コスタリカマイクロミル(小さな生産処理場)による高品質な豆。ロブスタ種の栽培が禁止され、アラビカ種100%。柑橘系のフレーバー。
ニカラグア様々な個性豊かな品種が栽培されており、農園別に飲み比べるのも面白い。フルーティーでボディがある。
エルサルバドル高級品種「パカラマ」が有名で、大粒でボディがあり、オレンジのような果実感が特徴。
ホンジュラス国土の1/3が標高1000mを超え、森林に覆われた高原地帯では昼夜の気温差が大きく、この寒暖差によって美味しいコーヒを生産できる。フルーティーで、すっきりとした後味。
グアテマラ国土面積は日本の1/3だが、中米でもトップクラスのコーヒー大国。ブレンドのベース豆にも最適。豊かな酸味と香り。
ジャマイカ高級コーヒー豆で有名な「ブルーマウンテン」
法律で定められた地区で栽培され、指定された工場で精製処理されたコーヒーのみが、その名称を使うことができる。
ドミニカカリブ海に面しており、起伏に富んだ傾斜面でコーヒーを栽培。輸出量が減少してきているため日本では希少な豆。
はちみつのような甘さ。さわやかな酸味。

アフリカエリア

エチオピアアラビカ種の原産地。国土の大部分が山岳地帯で、今でも一部のコーヒーは野生の樹木から収穫されている。
さわやかな香りと甘みのバランス、やわらかい酸味。
ケニアスペシャルティコーヒーの世界に欠かせない存在と言われるほど高品質。甘さとコク、キレのある風味。
タンザニア日本でもおなじみの銘柄「キリマンジャロ」
その名の通り、アフリカ最高峰、キリマンジャロ山麓が主な生産地。
ブルンディルワンダとともに注目を集める産地。華やかなしっかりとしたコク。
ルワンダ肥沃な土壌、寒暖差、豊富な雨量などコーヒー栽培に最適な条件が揃っている。フルーティな酸味、紅茶のような香り

アジア・太平洋エリア

ハワイ日本でも人気の「ハワイコナ」は、気象条件が栽培に最適なハワイ島で作られ、
粒の大きさ・欠点豆の含有量などで格付けされる。
インドネシア大半がロブスタ種だが、稀少なアラビカ種、スマトラ島の「マンデリン」も栽培。
やわらかな舌触り、スパイシーな後味。

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